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勿体無魚



千葉県四街道市在住の小池正孝さんによる割り箸アート。

物心ついた頃から魚が大好きだったという小池さん。
旅先で買い集めていた魚の木彫りが安価なだけに作りが粗かったことに満足できなくなり、16年前(当時56歳)、ついに木彫りを自分で作ることを決心。

素材を探す中で、束にした割り箸の木口が、材質(色)の違いにより、海底の砂上でまだら模様に体の色を変える『カレイ』のように見えたことから、割り箸で魚などの造形物を作り始めたそうです。



“ただの割り箸が手を加えることで大好きな魚に生まれ変わる”
魅力にとりつかれ、仕事の合間をぬいながら、これまで300点以上の作品を制作されて来ました。それらの作品を小池さんは「勿体無魚」(モッタイナイオ)、または勿捨魚(ステルナ)と呼んでいます。作品を飾る額までカマボコの板を使うなど、見えない所からも物を大事にする姿勢が伝わってきます。

割り箸は自宅近くの定食屋に頼み込み、使用済みの割り箸を定期的に譲ってもらったもの。月に1000本近くもらうが、そのままでは油が染みこんでいる為カビてしまうので、水に一ヶ月さらし、半年かけて乾燥させてから使用しているとのこと。

夢は「ドライ水族館」の実現。
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HARVEST

愛で溢れています。


嶋田春と伊藤洋の二人がデザイン・製作を施すジュエリーレーベル“HARVEST”は、使い古されたスケートボードを使用して作成。廃棄処分してしまうデッキをリサイクルし、世界にたったひとつしかないジュエリーアイテムが誕生する。 スケートボードならではの色鮮やかなグラフィックとプライウッドのコンビネーション、ラインストーンモデルなどスケボージュエリーの世界を堪能できる。
他にない、カラフルで楽しいアイテムばかり。


スケートボードのデッキもやがて折れたり、極端に短くなったりしてしまい買い替えなくてはならなくなります。新しいデッキを買っても愛用したデッキはなかなか捨てられません。何年もたつと捨てるタイミングを失ったデッキが部屋の隅に積み上がります。そんなデッキを毎日見ていて何かこれで作れないものか考え、アクセサリーを作ってみようと思いました。それがハーベストの始まりです。
ハーベストの製品はスケーターとアーティストの視線の2つの視線で作られています。
スケーターとしては今まで無視されてきたスケートボードのリサイクルについて提案をする事です。そしてアーティストとしては、USEDのスケートボードに滑る事以上の可能性を見つけることです。
作る上で私達はデッキが誰かが大事に乗っていたという事と、もともと生命ある樹木だった事を忘れてはならないと思っています。この小さな気持ちと小さな活動がkeep the earthにつながれば良いと思っています。そしてハーベストの商品を見て、あれもリサイクルできるんじゃないか?なんて思う人が出てきたらうれしいです。



ブローチやネックレスなどのアクセサリーもピースフルで素敵です。
まさにワンラブ。
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Undose / 3GRRR (Makoo)

「自分たちがほしいものをつくる」を大切にし、物作りを行っている双子姉妹
木曽総子さん,嘉子さんらによるユニット、Undose(ウントエーゼ)。
傷や擦れなどの経年変化からモノの存在が確かになっていくことをテーマとしているグラフィックの3GRRR


輸入食品のダンボールを素材としたリサイクルボックス。
右は革が使われたBlack Collection Series。



フランスはVIRON社の小麦粉袋にリサイクルレザーをあしらったエコバッグ。
売り上げの一部は森林保護活動へ。

全て手作りの一点もの。
製品はUndoseが、グラフィックは3GRRRがデザイン。
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SECCO & The Treasures of Wasteland


SECCOは、コンサルティング会社に勤めていたNina Partanenが2003年に立ち上げたフィンランドのリサイクル・デザインブランド。

廃棄物をデザイナーにデザインを委託し、製造・販売を独自で行っています。また現在では世界13ヶ国に直営店を持つにまで広がり、ここ日本でも8月末までの期間限定ショウルームが代官山で開かれています。


更にドイツではドイツの廃棄物を再利用して製品を作るワークショップも立ち上がり、ドイツの「オリジナル&タイムレス」なリサイクルデザインが生まれています。


個人的にSECCOの凄みを感じる点は、QWERTYシリーズに見られる“HAPPY”や“LOVEU”、英語でGoodを意味するフィンランド語の“HYVAA”等のポジティブなメッセージ性。ここにマテリアルリサイクルや静脈ビジネスとは一線を画したデザインの意義が内在していると思います。

ちなみにロゴマークは天道虫ではなく、『再生』や『復活』を意味するスカラベ(糞転がし)です。
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Paper Bag


Jos Van Der Meulenがオランダを代表するデザインレーベルGOODS GOODSから発表した1993の作品。ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションとして認定されているものです。

その理由は、屋外用ポスターの版ズレ品を、デザイン性が高くデザインバリエーションも無限の生地として捉え再利用しているから。要はゴミで作られたゴミ箱。

日本でも流行ったFraitagのトラックの幌を生地に使ったバッグや、TUBE等のビルボードビニール(野外広告に使用したナイロン製の巨大ポスター)を利用したバッグ製品の元祖なのではないでしょうか。


バッグ状のモノの他には小脇に抱えるサイズのPaper Fileもあります。
ポケットが3つも付き、ノートも文房具も入れて持ち歩ける容量で機能的です。
Bag | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

Fast Cup


チェコの新星デザイナー、Maxim VelčovskýがQubusの為にデザインした、
使い捨てのプラスチックカップを模したグラスです。

環境啓発系イベント等で、使い捨てのプラスチックカップの代わりにリユースカップが使われるのをよく見ますが、どうやらこのグラスは普段使いを目的としたグラスのようです。

環境啓発という行為自体に、もっとユーモアやウィットを盛り込んだ方向もあるような気がして来ます。

この他にジュースカップ、ビールカップ、ワイングラス等の種類も。


世界で一番SlowなFast Cupです。
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Gardening Bench


ドイツのデザイナー、Jurgen Bey氏の1999年の作品です。
造園業等で排出される植物の廃棄物を、
樹脂で補強し、高圧で押し出し成形する事でベンチにしています。


造園 → 干草,枯葉,木の枝 → ガーデンベンチ

の流れがとても自然です。
解体して庭のコンポスト肥料にすることも可能。
生分解可能な家具としてこれほどの物は他にないでしょう。

また、自然を屋内に持ち込むという点においても高く評価されています。
子どもたちに預けるとボソボソにしてすぐ解体してしまいそう。



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Milkbottle Lamp


オランダのデザイナー、Tejo Remy(テヨ・レミ)氏による牛乳瓶のランプ。
Droog Designからの93年(!)に発表された代表作です。
少なくとも自分にとっては、13年経った今でもモダンな印象を受けます。
しかもこれは12000円で実際に売られていたようです。


以下日本産業デザイン振興会職員の青木史郎氏の、
ジャパンデザインネット デザインゼミ デザインの事例・24」より引用

Droog Designは、自分たちのデザインを「No Design」と規定する。これ見よがしな、必要以上なかたちを与えないことをデザインの基本とする思想だが、彼らがかつてのミニマリズムのように、シンプルではあるが無味乾燥なデザインを行なっているわけではない。
たとえば、牛乳瓶を使ったペンダントランプを例にとると、牛乳瓶という日常見慣れたもの(それ以外には人々が価値を認めないもの)をペンダントランプに仕上げることによって、「こんなに美しいものなんですよ」と発言させる(決して便利といっているのではない)。厚みのある不透明なガラスである故に、私の家庭、私の部屋らしいほっと暖かみのある空間が演出される。この美しさにふれてしまうと、もはや牛乳瓶を粗末に扱うことはできない。

Droog Designは、私たちが見過ごしてしまうもの(それ自体シンプルであるが故に見過ごしてしまうもの)に、ウイットに富んだトリッキーな展開をさせてみせることで、「価値のずらし」をさりげなく仕掛けていく。そのような意味で、彼らのいう「No Design」は、それ自体トリッキーな言葉であるようだ。


地球環境問題は、環境への負荷を少なくする暮らし方(ライフスタイル)を、私たち自身が選び取っていく以外に解決の糸口は見出だせない。そこでのデザインの役割は、声高に社会正義を主張することではなく、日常の生活を見渡し、そのことに目覚めるヒントをさりげなく提供することではないだろうか。

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e-glass

現在、日本国内で年間およそ4億本もの蛍光管が廃棄され、そのうちの85%以上がそのまま埋め立て処理をされています。
ここで懸念されるのが水銀です。廃蛍光管4億本には約4トンもの水銀が含まれています。水銀が未処理のまま埋め立てられていては、土壌の水銀汚染問題が心配されます。

そんな廃蛍光灯を、加熱処理して水銀を無害化する技術を開発したのが、
石川県の金沢市にある株式会社サワヤです。


うすはりガラスなど、熟練した職人技を持つ松徳硝子が、このリサイクル技術を持つサワヤと組み、廃蛍光灯を再生したガラス食器「e-glass」の販売を始めました。

この事業はSECCOのそれと似ており、
ガラス作家の毛利夏絵氏によるデザインと、熟練した職人が吹いて膨らませる伝統的な製法を付加価値としている点で、世に溢れる「環境に優しい」と謳われる製品とは一線を画しています。

また以前紹介した「Re食器」ともデザインコンセプトが共通しており、透明度を上げたり、製造時の気泡を取り除いたりする薬剤は使わず、緑色がかった昔ながらの味わいをそのまま残しています。


東京都と墨田、台東、荒川、葛飾の四区は、2005年度からガラス製造など伝統工芸の技法を生かした製品開発を支援する『TASKプロジェクト』を実施。
職人と商品デザイナーをデータベースに収め、双方の能力を引き合わせ、食器のほか携帯音楽プレイヤー用彫金ケースなども誕生し始めています。
このTASKプロジェクトはテーマを「伝統工芸」から「日常生活への提案」に替えて引き続き地場産業を支援する計画のようです。

ちなみにこのe-glassは「第1回伝統工芸品チャレンジ大賞」にて大賞・都知事賞受賞にも選ばれています。

Re食器の美濃焼きもそうでしたが、日本の伝統工芸の手法が活かされたタイムレスなデザインは、リサイクル・プロダクトにとって正に「鬼に金棒」。
それをデータベースにして伝統工芸の製品化を手助けする仕組みがあるのも驚きですね。
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Revolve

あらゆる電子機器には回路基板が必要です。
競争が激化し続ける市場において、新製品がアップデートされる度に時代遅れになった製品が廃棄されて行きます。
回路基板はそうしたモデルチェンジに合わせて修理・再利用できるように設計されおらず、Onewayで使い捨てされるように作られているため、そのまま焼却され、最終処分場に埋め立てられている産廃の1つです。

イギリスはCutouts社のRevolveは、電子機器メーカーから出る回路基板の不良品をユニークなデザインの雑貨や文房具へと見事に変身させています。


“The only thing to limit us is our imagination! ”(ホームページより)

物理学者のウィリー・ガロンも
「人が空想できる全ての出来事は、実際に起こりうる現実である」
と言っていました。
イマジネーションが地球を救うかも。

他にもHDPE(高密度ポリエチレン)やLDPE(低密度ポリエチレン)を原料とするプラスチックシートからも同じシリーズを作っています。

Stationery | permalink | comments(2) | trackbacks(0)