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勿体無魚



千葉県四街道市在住の小池正孝さんによる割り箸アート。

物心ついた頃から魚が大好きだったという小池さん。
旅先で買い集めていた魚の木彫りが安価なだけに作りが粗かったことに満足できなくなり、16年前(当時56歳)、ついに木彫りを自分で作ることを決心。

素材を探す中で、束にした割り箸の木口が、材質(色)の違いにより、海底の砂上でまだら模様に体の色を変える『カレイ』のように見えたことから、割り箸で魚などの造形物を作り始めたそうです。



“ただの割り箸が手を加えることで大好きな魚に生まれ変わる”
魅力にとりつかれ、仕事の合間をぬいながら、これまで300点以上の作品を制作されて来ました。それらの作品を小池さんは「勿体無魚」(モッタイナイオ)、または勿捨魚(ステルナ)と呼んでいます。作品を飾る額までカマボコの板を使うなど、見えない所からも物を大事にする姿勢が伝わってきます。

割り箸は自宅近くの定食屋に頼み込み、使用済みの割り箸を定期的に譲ってもらったもの。月に1000本近くもらうが、そのままでは油が染みこんでいる為カビてしまうので、水に一ヶ月さらし、半年かけて乾燥させてから使用しているとのこと。

夢は「ドライ水族館」の実現。
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Trash People / ごみ人間

ドイツのケルン大聖堂の前に、
ドイツ芸術家 HA・Schult氏の 1000個の実物大 "ごみ人間"
が展示されています。


ケルン大聖堂の前に並んだ「ごみ人間」。芸術家シュルト氏の作品で、一体一体が空き缶やコンピューターの廃材でできている。同氏は以前にも、万里の長城やモスクワの赤の広場などの前で同様の展示を行った(21日) 【EPA=時事】

日本語のウェブサイトでは、Tomotubby’s Travel Blogで紹介されています。
「コカコーラ・マン」がcuteですね。


それにしてもこれは本当に凄い!
本気で一度見に行ってみたいです。

ただ、少しひっかかったのは、ホームページに載っていた
We live in the trash time: we produce trash and we become trash. Therefore HA Schult's 'Trash People' are images of ourselves.
の部分です。
「ゴミを生産し、ゴミになる。それ故“ごみ人間”は私たち自身を表す」
の意味が分かったような、分からないような。
分かった方、ぜひコメントください。

海外サイトで見つけたリンクも貼っておきます。
DW-WORLD.DE
STERN.DE
WIKIPEDIA
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Transformação de Armas em Enxadas



東アフリカはモザンビークの 『銃を鍬(くわ)へ』 というもので、
「銃アート」による銃のリサイクルプロジェクトです。

モザンビークでは30年以上に渡り、
独立戦争や反政府ゲリラによる戦闘状態にありました。

'92年にやっと停戦協定が結ばれ、国連やモザンビーク政府が残った銃の回収を試みたものの、市民はそう簡単に手放さず、(身を守る唯一のモノであったから)大量の銃・弾薬が市民の手に残っている状態でした。

そこで、積極的に市民側からの銃の回収に乗り出したのが現地NGO団体
CCM(モザンビークキリスト教評議会)でした。
(また、このプロジェクトの草案は日本の第3世界ショップの片岡勝さんという方のアイディアから始まってます)

彼らが賢かったのは、がむしゃらに銃を返せと市民に要求したのではなく、代わりに生活が便利になるような物資(自転車、ミシン、農機具、建設資材など)を銃と交換で配布したことです。

中でも最も需要の高かった自転車については、
日本の「えひめグローバルネットワーク」「久留米海外ボランティアサークル」
というNGOが地元公共団体の協力を得て、市内の放置自転車を整備した後
武器との交換物資として現在もモザンビークに寄付しています。

そして回収された銃が現地アーティストの手に渡され、アートオブジェへと
変身していったのです。

このプロジェクトで素晴らしいなと思ったのは、
内戦で痛手を負った人々のイマジネーションの力によって、以前人々の命を奪っていた武器がポジティブなアートオブジェに生まれ変わり、ピースフルなメッセージと願い(もしくは反省)が込められている事です。

またこの国が次のステップへ進んだことを市民から発信できている点も
とても素敵です。


実際、この「Tree of Life」という銃で出来た木のオブジェには、
「命の木」と「銃の最後」という意味が込められています。

黒が白にひっくり返るような、戦争の道具を平和の象徴に転換する機能を、アートやデザインは内在しているように思います。
またそこに人間賛歌的な要素というか、心の部分で通じ合える人の愛のようなものを感じます。
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