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Milkbottle Lamp


オランダのデザイナー、Tejo Remy(テヨ・レミ)氏による牛乳瓶のランプ。
Droog Designからの93年(!)に発表された代表作です。
少なくとも自分にとっては、13年経った今でもモダンな印象を受けます。
しかもこれは12000円で実際に売られていたようです。


以下日本産業デザイン振興会職員の青木史郎氏の、
ジャパンデザインネット デザインゼミ デザインの事例・24」より引用

Droog Designは、自分たちのデザインを「No Design」と規定する。これ見よがしな、必要以上なかたちを与えないことをデザインの基本とする思想だが、彼らがかつてのミニマリズムのように、シンプルではあるが無味乾燥なデザインを行なっているわけではない。
たとえば、牛乳瓶を使ったペンダントランプを例にとると、牛乳瓶という日常見慣れたもの(それ以外には人々が価値を認めないもの)をペンダントランプに仕上げることによって、「こんなに美しいものなんですよ」と発言させる(決して便利といっているのではない)。厚みのある不透明なガラスである故に、私の家庭、私の部屋らしいほっと暖かみのある空間が演出される。この美しさにふれてしまうと、もはや牛乳瓶を粗末に扱うことはできない。

Droog Designは、私たちが見過ごしてしまうもの(それ自体シンプルであるが故に見過ごしてしまうもの)に、ウイットに富んだトリッキーな展開をさせてみせることで、「価値のずらし」をさりげなく仕掛けていく。そのような意味で、彼らのいう「No Design」は、それ自体トリッキーな言葉であるようだ。


地球環境問題は、環境への負荷を少なくする暮らし方(ライフスタイル)を、私たち自身が選び取っていく以外に解決の糸口は見出だせない。そこでのデザインの役割は、声高に社会正義を主張することではなく、日常の生活を見渡し、そのことに目覚めるヒントをさりげなく提供することではないだろうか。

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