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e-glass

現在、日本国内で年間およそ4億本もの蛍光管が廃棄され、そのうちの85%以上がそのまま埋め立て処理をされています。
ここで懸念されるのが水銀です。廃蛍光管4億本には約4トンもの水銀が含まれています。水銀が未処理のまま埋め立てられていては、土壌の水銀汚染問題が心配されます。

そんな廃蛍光灯を、加熱処理して水銀を無害化する技術を開発したのが、
石川県の金沢市にある株式会社サワヤです。


うすはりガラスなど、熟練した職人技を持つ松徳硝子が、このリサイクル技術を持つサワヤと組み、廃蛍光灯を再生したガラス食器「e-glass」の販売を始めました。

この事業はSECCOのそれと似ており、
ガラス作家の毛利夏絵氏によるデザインと、熟練した職人が吹いて膨らませる伝統的な製法を付加価値としている点で、世に溢れる「環境に優しい」と謳われる製品とは一線を画しています。

また以前紹介した「Re食器」ともデザインコンセプトが共通しており、透明度を上げたり、製造時の気泡を取り除いたりする薬剤は使わず、緑色がかった昔ながらの味わいをそのまま残しています。


東京都と墨田、台東、荒川、葛飾の四区は、2005年度からガラス製造など伝統工芸の技法を生かした製品開発を支援する『TASKプロジェクト』を実施。
職人と商品デザイナーをデータベースに収め、双方の能力を引き合わせ、食器のほか携帯音楽プレイヤー用彫金ケースなども誕生し始めています。
このTASKプロジェクトはテーマを「伝統工芸」から「日常生活への提案」に替えて引き続き地場産業を支援する計画のようです。

ちなみにこのe-glassは「第1回伝統工芸品チャレンジ大賞」にて大賞・都知事賞受賞にも選ばれています。

Re食器の美濃焼きもそうでしたが、日本の伝統工芸の手法が活かされたタイムレスなデザインは、リサイクル・プロダクトにとって正に「鬼に金棒」。
それをデータベースにして伝統工芸の製品化を手助けする仕組みがあるのも驚きですね。
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